整形外科の分野で再生医療といえば、今やPRP治療か幹細胞治療が一般的となっています。関節痛の原因は多岐にわたるため、症状が現れた場合は早期に受診し、診断を受けることが重要です。治療方法は原因や痛み・骨の損傷具合によって異なりますが、最終的には手術が必要になることもあります。関節痛が起こる仕組み関節痛は、関節内や周辺の組織(軟骨や靭帯、腱、関節包(関節を包む袋状の膜)など)に異常が生じることによって起こります。関節軟骨の損傷や摩耗変形性関節症のように関節軟骨が擦り減ると骨同士が直接擦れてしまうため、痛みを引き起こしますし、スポーツや事故などによって軟骨が損傷したりすると関節の滑らかな動きが妨げられ、痛みが生じます。関節の炎症関節リウマチなどは免疫系が誤って関節内を攻撃するため、炎症が起こります。感染性関節炎は細菌やウィルスが関節に感染して炎症を引き起こし、強い痛みや腫れが生じます。関節周囲の組織の障害捻挫や腱鞘炎など靭帯や腱が損傷することで、関節の動きが制限され痛みが生じてきます。 他にも関節の過度な使用や負担、加齢、遺伝的要因や病気によって二次的に関節痛が引き起こされる場合もあります。手術を選択する前にできる再生医療当クリニックでは現在、骨の再生・修復を期待できる、骨髄由来幹細胞培養上清液を使った関節内注射を行っています。水素リッチ高濃度PRP治療も2025年春以降、ご予約受付を開始いたします。幹細胞培養上清液ってなに?簡単に言えば、幹細胞を培養した上澄み液です。幹細胞を培養する過程で、幹細胞から分泌される多くの有用な成分が含まれていることがわかってきました。この有効成分が「成長因子」や「サイトカイン」と呼ばれるものであり、これらの成分には抗炎症作用や細胞・組織の修復を促進する働きがあります。 上清液は体のどこの部分の幹細胞を培養したものかで、期待される効果にやや違いがあります。脂肪由来 ― 特に成長因子とサイトカインが豊富で、抗炎症作用や軟部組織の修復や再生に特に有効だといわれています。また免役調整作用があります。歯髄由来 ― 歯や歯周組織に特化した再生能力を持っています。また、神経や脳、脊髄の修復が期待できます。臍帯由来 ― 免疫抑制作用が強いとされています。成長因子や免疫調整因子が多く含まれているため、他の組織の再生や炎症の抑制が期待できます。骨髄由来 ― 最も研究されている幹細胞のひとつ。細胞増殖を促進する因子や血管新生因子が豊富で、骨や軟骨の修復を促進する効果が期待されています。免疫調整作用もあるため、免疫関連の疾患の治療にも使用されています。 骨髄由来幹細胞培養上清液は特に骨の修復が期待されているため、当クリニックでは骨髄由来の幹細胞培養上清液を使用した関節内注射を行っています。 膝関節や肩関節の長引く痛み、股関節の痛みなどでお困りの方は、ぜひご相談ください。