PRP療法を検討する際、多くの方が気になるのが「値段はいくらなのか」という点ではないでしょうか。PRP療法は保険が適用されない自由診療のため、費用はクリニックや部位、使用するPRPの種類によって幅があります。この記事では、PRP療法の値段相場を部位別に整理し、価格が変わる要因や、値段だけで選ぶ際の注意点について解説します。PRP療法とは自己血液を用いた再生医療PRP療法(多血小板血漿療法)は、患者さま自身の血液を採取し、遠心分離によって濃縮した血小板を患部に注入する再生医療の一種です。血小板に含まれる成長因子の働きを利用して、組織の修復や炎症の軽減を促すことを目的としています。PRP療法が使われる主な部位・症状整形外科領域では、変形性膝関節症や変形性股関節症、テニス肘、腱炎、靭帯損傷など幅広い部位・症状で用いられています。部位や症状によって注入方法や必要な治療回数が異なるため、値段にも差が生まれます。PRP療法の値段相場|全体像一般的な価格帯の目安PRP療法の値段は、1回あたり数万円〜数十万円程度と、クリニックや部位によって非常に幅があります。複数回の治療をまとめたプランになると、総額でさらに高額になる場合もあります。あくまで目安であり、実際の費用は事前の診察・見積もりで確認することが大切です。保険適用外の自由診療である理由PRP療法は、現時点で日本の公的医療保険の対象になっておらず、全額自己負担の自由診療として提供されています。再生医療としての有効性は認められつつあるものの、保険診療として認められるだけの臨床データの蓄積には至っていないことが理由の一つとされています。部位別のPRP療法の値段目安膝関節(変形性膝関節症・半月板損傷など)膝関節は、PRP療法が最も広く行われている部位の一つです。変形性膝関節症や半月板損傷などに対して、1回あたり数万円台から、精製方法によっては十万円を超える価格帯まで設定されています。膝のPRP療法の費用について詳しく知りたい方は、別記事「膝のPRP療法の費用はいくら?」もあわせてご覧ください。股関節・肩・肘などその他の関節股関節や肩、肘などの関節に対するPRP療法も、膝と同程度、あるいはやや高めの価格帯となることが多い傾向があります。注射する範囲や関節の深さ、必要な技術によって費用が変動するため、部位ごとに医療機関に確認することをおすすめします。値段が変わる主な要因PRPの種類(通常PRP・PFC-FD ・APSなど)による違いPRP療法には、採取したPRPをそのまま使用するタイプのほか、PFC-FD や、抗炎症成分を抽出したAPSなど、精製方法の異なる種類があります。一般的に、加工の工程が多く高濃度な成長因子を得られるタイプほど、値段が高くなる傾向があります。治療回数・クリニックの技術や設備による違い症状の程度によって必要な治療回数は異なり、1回のみで経過をみる場合と、複数回をまとめたプランで行う場合とで総額が大きく変わります。また、院内でPRPを製造する設備や技術水準によっても価格差が生まれます。値段だけで選ぶ際の注意点安さだけで選ぶリスクPRP療法は自由診療のため、クリニックが自由に価格を設定できます。そのため、極端に安い価格には、検査体制や精製方法が簡略化されているなどの理由が隠れている場合もあります。値段だけで判断せず、治療内容や体制もあわせて確認することが大切です。医師の実績・再生医療等安全性確保法の届出状況を確認するPRP療法などの再生医療は、再生医療等安全性確保法に基づき、国に提供計画を届け出た医療機関でのみ実施できると定められています。クリニックを選ぶ際は、値段だけでなく、医師の実績やこうした法的な体制が整っているかどうかも確認しましょう。オンライン予約はこちらよくある質問PRP療法の値段はなぜクリニックによって幅がありますか?PRPの精製方法や設備、治療回数、部位などが異なるためです。自由診療のため、クリニックごとに価格設定が異なる点も理由の一つです。PRP療法は医療費控除の対象になりますか?治療目的や内容によって取り扱いが異なる場合があるため、詳しくは税務署や税理士にご確認いただくことをおすすめします。膝以外の部位でもPRP療法は受けられますか?はい。股関節や肩、肘などさまざまな関節に対してPRP療法が行われています。部位によって適応や値段が異なるため、診察でご相談ください。値段が安いクリニックを選んでも大丈夫ですか?値段だけで判断するのではなく、医師の実績や再生医療等安全性確保法に基づく届出状況などもあわせて確認することが大切です。PRP療法は将来的に保険適用になりますか?現時点では自由診療ですが、今後の臨床データの蓄積によっては保険適用となる可能性も指摘されています。具体的な時期は未定のため、最新の情報は医療機関等でご確認ください。まとめPRP療法の値段は、部位やPRPの種類、治療回数、クリニックの技術・設備によって幅があり、保険が適用されない自由診療のため全額自己負担となります。値段だけで判断せず、医師の実績や安全性の確保された体制であるかを確認したうえで、ご自身に合った治療を検討することが大切です。詳しい費用については、診察の際にお気軽にご相談ください。あわせて読みたい関連記事膝のPRP療法の費用はいくら?保険適用の有無や効果・リスクも解説PRP療法とは?変形性膝関節症への効果・費用を解説PRP注射のデメリットとリスク|受けられない人の特徴も解説高濃度PRP療法について詳しく見る