手の関節が痛み、腫れやこわばりを伴う場合、関節の炎症や病気のサインかもしれません。本記事では、「手の関節が痛い」と感じたときに考えられる原因や、自宅でできる対処法、病院での治療法について詳しく解説します。手の関節が痛くなる主な原因とは?手の関節の痛みは軽く見られがちですが、重大な病気が隠れている場合もあります。早めに原因を知ることで適切な治療を受けることが可能です。ここでは、手の関節が痛くなる原因を解説します。関節リウマチ関節リウマチは、免疫の異常が原因で関節に慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患です。主に手指の関節が左右対称に腫れ、朝のこわばりが30分以上続くのが特徴です。20〜50代の女性に多く、進行すると関節の変形や機能障害を引き起こす可能性があります。早期に専門医に相談し、薬物療法やリハビリを行うことで、進行を抑えることが可能です。変形性関節症、へバーデン結節・ブシャール結節手指のこわばりや指先の第1関節(DIP関節)、第2関節(PIP関節)の痛みが起こる場合、40歳以降の女性にやや多く見られます。 男女とも加齢による退行変性による関節軟骨の変性に加え、女性はホルモンバランスの乱れにより起こる場合も多いようです。親指の関節、特に最もつけねの関節(CM関節)が変形しやすく痛みが取れず困っている方が多いようです。 治療は母指以外では金属製の装着しやすい固定装具が最近使用可能となりました。母指はサック式の固定簡易装具があります。指を曲げる屈筋腱の過度の使用、腱鞘炎が原因の場合があり、手指の関節の一番つけねのMP関節を伸展させるストレッチも有効です。投薬は効果が薄い場合が多く、ステロイド関節注入を行う場合もあります。へバーデン結節やブシャール結節は、手指の関節に起こる変形性関節症の一種です。特に更年期以降の女性に多く見られます。へバーデン結節は指先の第一関節、ブシャール結節は第二関節に起こり、こぶのような腫れや痛み、関節の変形を伴うのが特徴。遺伝的要素や加齢、ホルモンバランスの変化が関係しており、長期間の痛みや見た目の変化が気になることもあります。腱鞘炎腱鞘炎は、腱と腱を包む腱鞘が擦れて炎症を起こす病気です。スマホの使いすぎ、パソコン作業、赤ちゃんの抱っこなど、繰り返しの動作が原因で発症します。また、ドケルバン病と呼ばれる親指の腱鞘炎では、親指の付け根や手首が痛み、ペットボトルのキャップを開けたり、手をひねる動作が困難になります。変形性関節症変形性関節症は、加齢や関節への過剰な負担により、軟骨がすり減って痛みや動かしにくさが起こる病気です。関節軟骨が摩耗し、骨同士が擦れ合って炎症や変形を引き起こします。朝はこわばりが少なく、動かすほど痛みが増す傾向があります。手指の他、膝や股関節などにも起こりやすく、手術が必要になるケースもあるので注意が必要です。手の使いすぎや一時的な炎症家事や力仕事、長時間の手作業など、日常的な負荷で手に炎症が起こることもあります。このような一時的な炎症は、しばらく手を休めることで自然と改善する場合が多いです。しかし、慢性化すると腱鞘炎などの疾患へと進行することも。痛さを感じた場合は我慢して続けるのではなく、早めに対処しましょう。手関節の痛みTFC(三角繊維軟骨)損傷、月状骨壊死など、頻度は低いですが発症すると治りにくい病気が起こる場合があります。これらは診断がつきにくくMRIが必要になる場合が多いようです。自宅でできる痛みをやわらげる方法関節の痛みを感じたら、無理に動かすよりも「休ませる」「温める」「サポートする」などのセルフケアが重要です。初期症状のうちに対処することで、症状の悪化を防げます。ここでは、自宅でできる痛みをやわらげる方法を解説します。手を温めて血流を促すぬるま湯に手を浸けたり、蒸しタオルを巻いて温めることで、血行が良くなり、筋肉や関節の緊張がほぐれます。特に冷え性の方や、朝のこわばりが気になる方には効果的です。1回10〜15分程度を目安に行いましょう。テーピングやサポーターで固定する痛みのある部位をテーピングや専用サポーターで固定すると、関節にかかる負荷を軽減できます。特に腱鞘炎や関節リウマチの初期には、過度な動きを防ぐことで炎症の悪化を防ぐ効果が期待できるでしょう。市販の鎮痛薬や湿布を使うロキソニンやボルタレンなどの市販薬は、関節の痛みを一時的に和らげるのに有効です。また、消炎鎮痛成分を含んだ湿布も痛みや炎症に効果があります。ただし、自己判断での長期使用は避け、数日経っても症状が改善しない場合は病院へ行きましょう。手の関節が痛い時の受診の目安「これくらいの痛みなら大丈夫」と思っても、悪化したり痛みが治らなかったりする場合は、受診するのが賢明です。ここでは、手の関節が痛い時の受診の目安を解説します。症状が長引く場合軽い痛みでも1〜2週間以上続くようであれば要注意です。慢性疾患や変形性関節症の可能性もあるため、早めに診断しましょう。市販薬や湿布で一時的に良くなっても、根本的な原因が残っていることが多いため、医師の診断を受けることが重要です。痛みが強い場合手を握る、物を持つ、ひねるなどの日常動作が困難なほどの痛みがある場合は、すぐに受診しましょう。関節の変形や強い炎症を起こしているケースもあります。また、腱鞘炎や関節リウマチの初期には、強い痛みが出やすいため、早期の診断と治療を心がけましょう。症状が悪化する場合関節が赤く腫れてきたり、指の形が変わってきたりと、見た目や動きに変化がある場合は、症状が進行しているサインです。さらに手の関節の痛みに加えて、発熱、全身のだるさ、食欲不振、体重減少などがある場合は、単なる炎症ではなく自己免疫疾患や感染症の可能性もあるので、内科やリウマチ科への受診も検討しましょう。手の関節の痛みは早期の対処がポイント手の関節の痛みは、関節リウマチや腱鞘炎など、さまざまな原因で起こります。一時的なものだと思って放置すると、長引いたり、関節の変形につながることもあります。痛みが長引く場合は、ぜひラカンクリニックで早めに受診しましょう。一般のクリニック、病院ではX線撮影による診断、鎮痛剤や湿布の処方が一般的ですが、当院では 痛みの問題点を明らかにしたうえで PRP療法、最近では集束型体外衝撃波療法(ショックウエーブ)など新しい治療を行っております。手の関節の痛さに悩んだらぜひ、ラカンクリニックにご相談ください。